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カーオブザイヤー2018を獲得したXC60、数々の受賞歴を振り返る。
2017年10月16日に、日本で発売が開始されたボルボのミドルサイズSUV「XC60」は、その類まれな性能と優れたデザイン性によって、日本カー・オブ・ザ・イヤーをはじめ、世界中で数々の賞を受賞しました。
新型XC60は、なぜそれほどの評価を受けたのか、それらの賞の受賞内容を振り返りながら、「XC60」の魅力をさぐってみました。
■XC60とは
初代XC60は、2008年に発売され、累計約100万台が発売されたベストセラーです。それを引き継ぐ新型XC60は、パワーユニット、デザイン、安全性などすべてを一新。さらなる飛躍を目指しています。
まずエクステリアは、ショルダーラインに特長のあった先代から進化し、今日的なシャープな曲線で構成されたデザインへと全体が変更されています。
立体的造形のボンネットと曲線で深い彫りを組み合わせたボディサイドパネルが、引き締まった体躯を表現。力強い縦長のリアライトは初代を彷彿とさせるデザインで、ボルボの車であるということを印象つけることに一役買っています。
インテリアには、天候の影響によって自然に作られた流木からデザインコンセプトを得て作られたドリフトウッドやメタルのデコレーションパネル、グレード別で装備が異なりますが、インスクリプションとR-デザインにはコントラストステッチを施しているテイラード ダッシュボード、スウェーデンの高級ガラスメーカーであるオレフォス社のクリスタルを使ったシフトノブも一部グレードに採用されています。
仕上がりはまさに、美しい素材と最新のテクノロジーが組み合わされ、全てが完璧に溶け込んで一体化しています。
ボルボの一番のポイントである安全性は、16種類以上の先進安全・運転支援機能である「Intelli Safe(インテリ セーフ)」はもちろん、ステアリングサポート機能による”ステアリング サポート(衝突回避支援機能)”、”オンカミング レーン ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)”、”ステアリングアシスト付BLITS(後車衝突回避支援機能)”という、3つの安全装備が追加されました。
またパワーユニットは、2.0LクリーンディーゼルのD4、2.0L ガソリンターボのT5と2.0Lガソリンターボにスーパーチャージャーを追加したT6、さらにT6のシステムにモーターをプラスしたプラグインハイブリッドのT8というラインナップ。いずれも8ATとAWDが組み合わせられています。
ボルボの最新の技術が満載のXC60、どのような評価を受けたのでしょうか。それぞれの受賞理由を見て行きましょう。
■日本カーオブザイヤーなど様々な賞を受賞
● 2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー
ボルボとしては初の受賞となった日本カー・オブ・ザ・イヤー。受賞理由について日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、扱いやすい手頃なサイズのボディに現代のSUVに求められる快適性、機能性、運転の楽しさなどの要素を高い次元でバランスさせたこと。
そして、北欧デザインらしい美しいエクステリアとインテリアのデザインクオリティの高さ、さらに安全装備の充実ぶり、プラグインハイブリッドを含む豊富なパワートレーンが高く評価された。とコメントしています。
日本カー・オブ・ザ・イヤーは、日本の消費者に寄り添った目線から評価を下すジャーナリストも多く、同賞の38年におよぶ歴史の中で海外メーカーが受賞するのは2回目という厳しい選考基準から選ばれたという事実が、XC60の性能の高さを証明しています。
● 2018年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー
毎年、ニューヨークオートショーの会場で表彰式が行われるのが、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)です。
世界中24カ国の82名のジャーナリストによって選考されるWCOTYを、ボルボが受賞するのは今回が初。2017年ユーロNCAPにおける総合評価で最高評価を受けた安全性能、プラグインハイブリッドなどを含む幅広いエンジンバリエーションは、審査委員にも高評価だったのでしょう。
受賞に対して「ボルボが行ってきた製品への投資がその恩恵にあずかることをとても嬉しく思います。ボルボは、依然、厳しい競争にさらされていますが、今回のXC60の受賞は、ボルボのデザイン、コネクティビティ、安全性が、世界中の顧客にとって魅力的な組み合わせになっていることの証だと受け止めています」と、ボルボ・カー・グループCEOのホーカン・サムエルソン氏はコメントしています。
WCOTYの受賞によって、XC60はトップクラスのプレミアムミドルサイズSUVであることを証明しました。
●北米SUV・オブ・ザ・イヤー2018
WCOTYの3ヶ月前、デトロイトショーの開催にあわせて発表が行われる北米カー・オブ・ザ・イヤーのSUVオブ・ザ・イヤーを、新型XC60が受賞しました。
この賞には、自動車メーカー30社からさまざまなクラスの70台の車両がエントリーしており、XC60は、全クラスを総合して最多得点を獲得しました。受賞理由は、北米のコンパクトSUVにおけるセーフティ&ドライバーアシスタントシステムの基準を高めたこと。さらにスカンジナビアンデザインを随所に盛り込んだパッケージにありました。
このように北米のメディアも、XC60は安全性能だけでなく、デザイン性も高い評価を受けています。
日本を始め、各国のさまざまな自動車賞をいくつも受賞したXC60。異なる文化圏で、等しくXC60がイヤーカーに選ばれたのは、高い安全性能と環境性能、そして誰もが美しいと感じられるデザインなど、現代のクルマに求められる要素を高次元で実現していからにほかなりません。
XC60の弟分にあたるXC40も、2018年欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、ボルボの快進撃は留まるところを知りません。