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2018/1/29 What's VOLVO

ボルボの本場スウェーデンと北欧のクルマ事情とは

北欧はスウェーデンを代表する自動車メーカー、ボルボ。その洗練されたデザインと、世界最高レベルの安全性能は、日本をはじめとする世界各国で高く評価されています。日本ではここ数年連続して新車販売台数を伸ばしており、VW、メルセデス・ベンツ(smart含む)、BMW(MINI含む)、アウディといったドイツ勢に次ぐ位置となっています。世界有数の自動車大国である日本は、多くの国産自動車メーカーがしのぎを削っていますが、ボルボの生まれ故郷であるスウェーデンでは、ボルボ以外の乗用車メーカーは基本的に存在しません。正確に言えば、サーブの流れを組むNEVSといったメーカーが存在しますが、現時点で世界で戦えるブランド言う意味では、スウェーデン唯一の自動車メーカーと言えるでしょう。

 

◯スウェーデンのトップシェアはやはりボルボ

2017年、スウェーデンでは37万9393台の新車が販売されました。2016年は37万2318台だったため1.9%の伸長です。トップシェアを占めるのはやはり地元の雄、ボルボです。2017年のボルボの新車販売台数は7万5506台と、全体の19.9%のシェアとなっています。ボルボのルーツは、1927年に創立者であるアッサール・ガブリエルソンとグスタフ・ラーソンは、スウェーデンの過酷な気象条件の下、安心して走れるクルマが未だ存在しないということに気が付き、自らの手でクルマを作るという結論に達したことに端を発します。「道がクルマを作る」と言われるように、スウェーデンのために作ったクルマであるボルボが、スウェーデンの人々に最も受け入れられていることは、ボルボにとっても喜ばしいことでしょう。ちなみに、ボルボ以下のシェアはVW、キア、トヨタ、BMW、アウディ、メルセデス・ベンツと続きます。

 

◯お隣ノルウェーとフィンランドでは

スウェーデンのお隣、ノルウェーの2017年の新車販売台数は15万8650万台となっています。ここでのボルボの新車販売台数は、1万1750台と、VW,トヨタ、BMWに次ぐ4位となっています。スカンジナビア半島のもう一国、フィンランドでは、11万9000台の新車が販売されました。ボルボのシェアは7.5%、台数にして8903台となっています。こちらも、トヨタ、VW、シュコダに次ぐ4位となっています。ボルボのお膝元であるスウェーデンではトップシェアなのに対し、同じスカンジナビア半島の国であり、比較的近い気候条件・道路条件のノルウェーやフィンランドでは、他のブランドに水を空けられてしまっているのはなぜなのでしょうか。

◯各国の特殊な自動車事情

一般的に、自動車産業は各国において経済の中心を担う重要な存在です。そのため、政府の経済政策や税制においても重要な位置を占めることが多く、それぞれの国の事情によって大きく左右されることがあります。

 

例えば、フィンランドでは、自動車の購入そのものに対して非常に大きな関税が課せられます。したがって、新車を買おうとする人が少なく、古いクルマを長年乗る人が多い傾向があります。したがって、プレミアムブランドであるボルボよりも、大衆ブランドであるVWや日本・韓国ブランドの方が新車販売台数が多くなるのです。

 

ノルウェーもまた、特殊な事情があります。フィンランド同様、新車の輸入に対して多額の関税が課せられる一方、電気自動車(EV)の購入に対して、大きなインセンティブ(諸税の減免)を行うという政策があります。北欧諸国は、手厚い社会保障と引き換えに、消費税にあたる付加価値税が25%もあったりするほか、上述の関税や自動車登録税、そして道路使用税などが存在するため、諸外国よりも自動車の購入のハードルが高い傾向があります。しかし、EVであればそうした諸税が大きく減免されるため、多くの人がEVを購入するようになりました。その結果、日本では高価格なテスラが驚異的な販売を達成するなど、EVのシェアが40%以上に達するという世界でも稀な市場となっています。ボルボもまた、将来的にはすべてのパワートレインを電化すると宣言をしていますが、現時点ではガソリンおよびディーゼルの内燃機関車が主力です。そうした事情もあって、スウェーデンのようにボルボが売れないとも言えるでしょう。

 

◯新車販売台数だけでは人気は図れない

誤解のないように付け加えておくと、ノルウェーやフィンランドでもボルボの人気は根強いことは間違いありません。ただし、新車販売台数という視点で見ると、それぞれの国の事情に大きく依存してしまうことと、ボルボのラインナップに廉価車が存在しないこともあり、大衆ブランドに次ぐポジションとなってしまうのです。もちろん、安全装備や快適装備を極力削減し、内外装のコストダウンを図れば、より安価なクルマを作ることは可能です。しかし、ボルボはそれをすることはないでしょう。それこそがボルボのボルボたるゆえんなのです。

 

 

posted by NEXTAGE|株式会社ネクステージ
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