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2018.04.20 Whats VOLVO
まだまだ街中で見かけるボルボ 240をご紹介
現代のボルボ車は角ばったボクシーなフォルムと造形がエクステリアの特徴となっていますが、このデザインを取り入れたのは1966年に発売されたボルボ 140シリーズからです。ボルボ 140シリーズは改良が加えられ、1974年からは240シリーズとして1993年まで製造されました。
ボルボ 240とは?
エステートとしての機能性と居住性を外観からも簡単にイメージできるボクシーなスタイルから、「空飛ぶレンガ(Flying Brick)」の愛称で親しまれたボルボ 240。車名としてのボルボ 240は、1983年から1993年までの10年間に渡り使用されました。ではボルボ 240は1983年の新型車かというとそうではなく、1974年から製造されていた2ドアセダンの242、4ドアセダンの244、5ドアエステートの245のリネームモデルです。当時のボルボのネーミング戦略で、3桁数字のドア数を意味する最後の数字を0に統一する試みでした。モデルの内容が大きく変わったわけではありません。
ボルボ 140シリーズから240シリーズに進化
1974年秋に1975年モデルとして発売されたボルボ 240シリーズは2ドアセダンの242、4ドアセダンの244、5ドアエステートの245がラインナップされていました。240シリーズは事実上の140シリーズの大規模マイナーチェンジ版であり、主な改良点は大型バンパーの採用、フロントサスペンションの変更による前部クラッシャブルゾーンの拡大、シャーシの改良、ステアリング形式をボールナット式からラック&ピニオン式に変更しハンドリングの応答と操縦性能を向上させ、上級グレードにパワーステアリングを装備しました。
ボルボ 240シリーズのエクステリアの進化
ボルボ 240シリーズは1974年発表時には、先代モデルの140シリーズ同様直線基調のボクシーなスタイルと丸目2灯ヘッドライトを踏襲したエクステリアでした。1981年のフェイスリフトでヘッドライトは角型4灯に変更さえ、高級感あふれる格調高いデザインに変更されます。そして1986年に2度目のフェイスリフトが実施され、ヘッドライトは大型カバーで覆われ700シリーズや850に似たデザインとなります。
2ドアセダンの廃止
ボルボ 242が発売された1974年当時、スウェーデンでは2ドアセダンの人気が高かったものの、次第に人気の中心は4ドアセダンと5ドアエステートに移っていきます。2ドアセダンは欧州ツーリングカー選手権の参戦車のベースとなり、モータースポーツで活躍しましたが人気回復には至らず、1984年にモデル廃止となりました。
ボルボ 240エステートの人気爆発
2ドアセダンが廃止された理由と関係するかもしれませんが、1982年以降ボルボ 245(240エステート)の人気が特に高まります。その理由はターボエンジンの搭載でした。ボルボ 245ターボ搭載車は、当時のエステートの中では世界最速車の1台となりました。そのためか240シリーズの販売構成比で、245の販売は3分の1を占めるようになり、ボルボ=エステートのイメージが確立していきます。ボルボ 240エステートの主要スペック ボルボ 240エステート GL日本仕様(1989年モデル)の主要スペックをご紹介します。 ■車両寸法・車両重量・乗車定員 ●全長x全幅x全高:4,785x1,715x1,475mm ●ホイールベース:2,650mm ●車両重量:1,380kg ●乗車定員:5名 ■動力源スペック ●種類:直列4気筒SOHC ●総排気量:2,316cc ●エンジン最高出力:115ps/5,400rpm ●エンジン最大トルク:18.9kg・m/2,750rpm ●使用燃料:プレミアムガソリン ■走行メカニズム ●サスペンション形式(前/後):マクファーソン・ストラット式/5リンクコンスタントトラック式 ●ブレーキ:四輪ディスクブレーキ ●タイヤサイズ:185/70R 14 ●変速機:4AT ●駆動方式:FR ■販売価格:393万円
ボルボ 240に乗りたい!入手方法は?
搭乗員の居住性と積載性を両立し、堅牢なイメージを与えるボクシーなボルボデザインを採用した240エステート。主要スペックをご紹介した1989年モデル以降なら、まだまだ現役で走行できます。そこで中古車相場を調べてみました。修復歴なし車に絞って見ると、最安値で1992年式、24万3,000km走行の38万円、最高値で1992年式、6万1,000km走行で255万円です。1986年式以降の生産車が中古車試乗に流通しています。30年落ちとはいえ、価格は100万円台をキープしている車両もおおく、前ユーザーが大切に乗ってきたことが伺いしれます。 生産年より13年以上前の車に乗ると、自動車税が15%加算されますが、自治体によっては免除措置もあります。当時の無骨なデザインのボルボ 240ファンの方、昔の車だからと所有を諦めるのはまだ早いですね。
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