ボルボ XC40とルノー カジャーのスペック、デザイン、荷室の広さなどを比較！

一言でコンパクトSUVと言っても、正確にそれを定義する指標はありません。そのせいか各社からコンパクトSUVというジャンルだけでも複数車種展開されていることも。タウンユースをメインにした本当にコンパクトなものから、これのどこがコンパクト？と、不思議に思えるものまで様々です。 ボルボからはV40クロスカントリーに引き続き、XC40が発売されました。2018年3月の発表から瞬く間に当年度生産枠を売り切り、さらにはヨーロッパのカーオブザイヤーを受賞したことで、世界的品薄状態という空前のヒットを飛ばしています。そんな勢いに乗るスカンジナビアと独創的フレンチデザインで定評のあるルノーの最新コンパクトSUVカジャーを比較してみることで、それぞれの良さを探ってみたいと思います。

 

【スペック】 ■ボルボXC40のスペック ○ボディ 全長×全幅×全高：4,425mm×1,875mm×1,660mm ホイールベース：2,700mm 車両重量：1,690kg トランク容量：460L 最低地上高：210mm 乗車定員：5人 ○パワートレイン ・T4 エンジン形式：1,968cc直列4気筒ガソリンエンジン＋ターボチャージャー 最高出力：140kW(190PS)/4,700rpm 最大トルク：300Nm/1,400-4,000rpm ・T5 エンジン形式：1,968cc直列4気筒ガソリンエンジン＋ターボチャージャー 最高出力：185kW(252PS)/4,700rpm 最大トルク：350Nm/1,800-4,800rpm ○トランスミッションその他 駆動方式：電子制御AWD、T4のみ前二輪駆動選択可能 トランスミッション：8速ギアトロニックトランスミッション JC08モード燃費：（T5）12.4km/l フロントサスペンション：マクファーソンストラット リヤサスペンション：マルチリンク 最小回転半径：5.7m

 

 

■ルノー カジャーのスペック ○ボディ 全長×全幅×全高：4,455mm×1,835mm×1,610mm ホイールベース：2,645mm 車両重量：1,410kg トランク容量：527～1478L 最低地上高：200mm 乗車定員：5人 ○パワートレイン ・インテンス エンジン形式：1,197cc直列4気筒ガソリンエンジン＋ターボチャージャー 最高出力：96kW(131PS)/ 5,500rpm 最大トルク：205Nm/2,000rpm ○トランスミッションその他 駆動方式：前二輪駆動 トランスミッション：7速AT JC08モード燃費：－km/l フロントサスペンション：－ リヤサスペンション：－ 最小回転半径：－m

 

それぞれの違いは？ ボルボXC40は人気なのも納得の全方位隙のない出来上がりです。北欧らしいスッキリとしたデザインに大径ホイールで力強さを演出、V40クロスカントリーの走破性が物足りなかった人も納得の本格的オフロード性能まで誇ります。コンパクトと呼ぶには少々大柄なボディではあるものの、V40より若干出力を高めたエンジンが十分に力強く前に進めてくれます。 一方のルノー カジャーはというと、いかにもフレンチといったお洒落なデザインで可愛くも力強くも見えます。最大の特徴はやはりデザインではあるものの、独特な装備も要チェック。常に外気の状態をモニターして汚れ具合を3段階に色で表示し、フィルターによって臭気や微粒子などが車内に入らないようガード、外気が汚れている場合は自動的に外気導入から内気循環に切り替える「エアクオリティコントロール」を備えています。これは女性や乳幼児がいる家庭にとっては嬉しい気配りではないでしょうか。 カジャーの燃費について本国仕様の発表値を元に算出すると約17km/Lとなり、これはコンパクトSUVとしては圧倒的に魅力的な数値だと言えます。 デザイン、性能、実用性どの項目においても妥協したくないと言う方にはXC40がおすすめです。人とは違った個性や日常に花を添えるデザインを愛する人にはカジャーがぴったりだと思います。

 

 

これまで安全装備や運転支援技術について、それほど目立った存在ではなかったルノーですが、今ではすっかり世界基準の安全技術を装備しています。古くから安全に対する絶対の思想を持つボルボは言うまでもなく、こうなると必要装備は比較対象として重点を置くことなくコンパクトSUVをそれぞれの持つ個性で選択できる一番いい時代が到来していると言えるのではないでしょうか。

 

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