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ボルボ S90とアウディ A6のスペック、インテリア、快適装備などを比較!
ボルボといえばステーションワゴンやSUVのイメージですが、セダンも用意されています。そのフラッグシップとなるモデルがS90です。では、S90とはどんなクルマなのでしょうか。ライバルとなるアウディ A6と比較(2018年7月現在のカタログモデル)し、特長を探ってみましょう。
■ボルボ S90 T6 AWD R-Designのスペック
2017年2月に、日本での発売を開始したS90は、ボルボ新世代プラットフォーム、SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)と、Drive-Eエンジンを全面採用したモデルで、日本では500台のみの限定販売となります。
そのなかのS90 T6 AWD R-Designは、スーパーチャージャーとターボチャージャーを備えた2.0Lエンジンに、AWDを組み合わせ、内外装にスポーティなパーツを奢ったスポーツ仕様です。
・ボディのスペック
全長×全幅×全高:4,965mm×1,880mm×1,445mm
ホイールベース:2,940mm
車両重量:1,810kg
乗車定員:5名
タイヤ:(前後)255/35R20
サスペンション:(前)ダブルウイッシュボーン式/(後)マルチリンク式
・エンジンのスペック
エンジン:2.0L直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ+スーパーチャージャー
最高出力:235kW(320ps)/5,700rpm
最大トルク:400Nm(40.8kgm)/2,200〜5,400rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:4WD
JC08モード燃費:12.5km/L
・車両本体価格
7,490,000円
■A6 2.0 TFSI quattro のスペック
A6 2.0 TFSI quattroはアウディのミドルクラスセダンで、2011年8月から日本に導入されました。現行モデルは4代目です。8年目のモデルイヤーを迎えつつありますが、ほぼ毎年実施される改良により、意匠変更や装備の追加を行い、モデルの新鮮味を保ち続けています。
・ボディのスペック
全長×全幅×全高:4,945mm×1,875mm×1,465(※S lineパッケージおよびS lineスポーツサスペンション装着時)mm
ホイールベース:2,910mm
車両重量:1,780kg(※サンルーフ装着時1,800kg)
乗車定員:5名
タイヤ:(前後)245/45R18
サスペンション:(前)5リンクダブルウイッシュボーン/(後)トラベゾイダルウイッシュボーン
※前後ともスタビライザーバー付
・エンジンのスペック
エンジン:2.0L直列4気筒DOHCターボ
最高出力:185kW(252ps)/5,000〜6,000rpm
最大トルク:370Nm/1,600〜4,500rpm
トランスミッション:7速AT(Sトロニック)
駆動方式:4WD
JC08モード燃費:13.6km/L
・車両本体価格
6,870,000円
ボディサイズを比較する
ボディサイズを比較すると、S90 T6 AWD R-Designは全長で20mm、全幅で5mm、ホイールベースで30mm、A6 2.0 TFSI quattroより大きく、それにより最小回転半径はS90 T6 AWD R-Designが5.9m、A6 2.0 TFSI quattroが5.7mとなっています。
エンジンスペックを比較する
次に、エンジンスペックで比較すると、共に2.0L直4に過給器を装着。S90 T6 AWD R-Designにはターボとスーパーチャージャー、A6 2.0 TFSI quattroにはターボが採用されます。
絶対的なパワーでは、S90 T6 AWD R-DesignがA6 2.0 TFSI quattroを上回ります。日常走行で多用するトルクの比較では、S90 T6 AWD R-Designは最大トルク発生回転数が2,200回転。A6 2.0 TFSI quattroは1,600回転からとA6 2.0 TFSI quattroの方が低回転域で最大トルクを発生するエンジンとなっています。
しかし、S90 T6 AWD R-Designが搭載するDrive-E T6ユニットは、トルク曲線によると1,500回転で最大トルクの約8割に当たる320Nmほどを発生。実用域でのトルクはA6 2.0 TFSI quattroに引けをとらない、力強さを持ち合わせています。
それぞれの趣の違いから、JC08モード燃費は、S90 T6 AWD R-Designが12.5km/L、A6 2.0 TFSI quattroが13.6km/Lという数値になっています。
インテリア、快適装備を比較する
S90 T6 AWD R-Designのインテリアカラーはチャコールで統一されています。シート素材はパーフォレーテッド・ファインナッパレザーを使用します。
一方のA6 2.0 TFSI quattroは、標準シートの他に、スポーツシート(フロント)、コンフォートスポーツシート(フロント)のシートも選択することができます。シート素材は標準でエフェクトクロス。オプションでパーシャルレザーを選ぶことが可能。またスポーツシート、コンフォートスポーツシートはパルコナレザーとなります。
インテリアカラーは、シート&ドアトリム、ダッシュボード上部/下部、カーペットのカラーが、それぞれ別に設定されていますが、標準はブラックで天井のみツナシルバーになります。
S90 T6 AWD R-Designの空調設備は、4ゾーン・フルオートマチック・エアコンディショナー(グローブボックス・クーリング機能付)で、CleanZone - エア・クオリティ・システム(車内自動換気機能付)と、リアシート用エアコンディショナー送風口が装備されます。
対してA6 2.0 TFSI quattroでは、デラックスオートマチックエアコンディショナーが標準装備で、オプションで4ゾーンデラックスオートマチックエアコンディショナーが用意されます。
安全装備を比較する S90 T6 AWD R-Designには15以上もの先進安全装備を含む”インテリセーフ”が搭載されます。その機能は次の通りです。
●City Safety
・衝突回避・軽減フルオートブレーキシステム
・インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)
・歩行者・サイクリスト・大型動物検知機能(夜間含む)
●全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
●パイロット・アシスト(車線維持支援機能)
●BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)
●LCMA(レーン・チェンジ・マージ・エイド)
●LKA(レーン・キーピング・エイド)
●DAC(ドライバー・アラート・コントロール)
●CTA(クロス・トラフィック・アラート)
●RSI(ロード・サイン・インフォメーション)
●ランオフロード・プロテクション(道路逸脱事故時保護機能)、衝撃吸収機構付フロントシート
●ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避支援機能)
●衝突時ブレーキペダルリリース機能
●フル・アクティブ・ハイビーム(LEDヘッドライト)
●360°ビューカメラ
● パーク・アシスト・パイロット(縦列・並列駐車支援機能)
A6 2.0 TFSI quattroは、衝突時に前席シートベルトの緩みを無くす、「プレゼンスベーシック」と「クルーズコントロール」、「リヤビューカメラ」が標準装備されます。また、メーカーオプションで「アクティブ・クルーズコントロール」「アウディサイドアシスト/アウディアクティブレーンアシスト」などの装備を追加することもできます。
エンジンの最大トルク発生回転数、燃費で、A6 2.0 TFSI quattroがS90 T6 AWD R-Designを上回ります。ただし先進安全装備はS90 T6 AWD R-Designのほうが、標準装備される機能が多くなっており、ボルボの車に対する考え方が分かりやすく表れているようです。
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