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2018.03.26 Whats VOLVO
2018年ジュネーブモーターショーで発表された車たち
3月6日から18日に開催されたジュネーブモーターショーも、好評のうちに幕を閉じました。ボルボからは新型V60が世界初披露となりました。V90に酷似したボルボの最新デザインを纏った新型V60は、果たしてどのような車になったのでしょう。
フォードから完全脱却したALL NEW V60
2018年2月21日、ジュネーブモーターショーに先立って新型ボルボ V60が発表されました。2010年に発表された初代V60は、フォード傘下時代に開発された車両でエンジン、シャーシなど主要コンポーネントはフォード車と共通でした。新型V60はジーリーホールディンググループ傘下になってからの開発車で、新型ドライブトレーンDrive-EのPHEV、ガソリン、ディーゼル各エンジンを2種ずつ、新型アーキテクチャーのSPA(Scalable Product Architecture)を採用し、完全なボルボ独自モデルとなりました。新型V90はストックホルム在住の一般的な家庭を主な顧客層として想定。家族にとって乗りやすく実用的なエステートに仕上げています。
新型ボルボ V60の搭載エンジン
新型V60にはPHEV、ガソリン、ディーゼルそれぞれに2種、合計6種のエンジンが用意されます。 ・新型V60に搭載されるPHEV PHEVには「T8ツインエンジン」と新開発の「T6ツインエンジン」が搭載されます。T8は従来通りで、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンにインタークーラーターボとスーパーチャージャーで過給するT6エンジンに2機の電気モーターを加えたもの。システム最高出力223kW(303ps)/6,000rpm、システム最大トルク400N・m(40.8kg・m)/2,200-4,800rpmを発揮します。V90搭載時と比較すると最高出力は低下しながらも発生回転数が上がり、最大トルクは同じですが、パワーバンド上限が600rpm低く抑えられています。プレステージモデルのV90とファミリーユースのV60の性格の違いを反映しているのかもしれません。 新開発の「T6ツインエンジン」はT6エンジンに2機の電気モーターを加えたもので、構造的にはT8ツインエンジンと同一です。しかしシステム最高出力が186kW(253ps)/5,500rpmに抑えられ、システム最大トルクは400N・m(40.8kg・m)と数字自体は変わらないものの、500rpm低い1,700rpmから発生します。最大トルクは5,000rpmまで発生するので、日常的な中低速域での高性能を目指したエンジンと言えます。 ・新型V60に搭載されるガソリンエンジン 新型V60に搭載されるガソリンエンジンはV90にも既に搭載されているT5型とT6型です。T5型は2.0L直列4気筒エンジンをインタークーラーターボで過給します。最高出力、最大トルクともに公表されていませんが、V90搭載時スペック(最高出力187kW(254ps)/5,500rpm、最大トルク350N・m(35.7kg・m)/1,500-4,800rpm)と大きく変わらないものと思われます。T6はPHEVのベースとなっているエンジンで、仕様は同じ。最高出力235kW(320ps)/5,700rpm、最大トルク400N・m(40.8kg・m)/2,200-5,400rpmを発揮します。 ・新型V90に搭載されるディーゼルエンジン 新型V90に搭載される2種のディーゼルエンジンは、どちらも2.0L直列4気筒ディーゼルターボです。出力の違いによりエンジン名が変更されます。標準仕様の「D3」は最高出力110kW(150ps)/3,750rpm、最大トルク320N・m(32.6kg・m)/1,750-3,000rpmを発生します。ハイパフォーマンス版の「D4」は最大出力140kW(190ps)/4,250rpm、最大トルク400N・m(40.8kg・m)/1,750-2,500rpmを発揮します。
新型V60のシャーシ
新型V60のシャーシは、ボルボの新世代アークテクチャーSPA(Scalable Product Architecture)を採用。COTYの日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したXC60やV90とシャーシを共有しています。 SPAにより先代モデルより全高が抑えられ低重心な車両となり、操縦安定性を高めています。新型V90のボディサイズは全長4,761mm、全幅1,850mm、 全高1,427mmとなり、先代モデルと比較すると126mm長く、15mm狭く、53mm低くなっています。ホイールベースは2,872mmで、先代の2,775mmから97mm延長されています。先代V60はキャビンの狭さが酷評されました。新型V90ではホイールベースが延長されたことで足元まわりの空間に余裕が生まれ、室内の狭さを解消しています。
新型V60の安全装備
新型V60にはV90と同様、16以上もの安全装備から成るインテリセーフが標準搭載されています。衝突防止・回避システムは歩行者、自転車だけでなく、大型動物にも対応。ヘラジカによる死傷事故が多いスウェーデン車ならではの仕様で、日本では北海道で役立ちそうです。 車線維持機能は単独車での維持だけでなく、交通の流れに合わせて発進・加減速・停止までサポート。さらにはドライバーの披露蓄積によるふらつき時には、休憩を促す機能も装備しています。 他にも車線変更を円滑かつ安全に行えるよう自車両脇の後方を監視するシステムや死角に潜む後続車を監視するシステム、自動で対向車の防眩を防ぐヘッドライト、駐車場へのバック駐車をサポートする機能なども装備し、人間の能力だけでは限界がある領域はシステムが安全運転をサポートします。
新型V90の内外装
新型V90にはボルボ伝統のブランドアイコンであるフロントグリルとアイアンロゴに加え、新世代ボルボ車のシンボルでもあるトールハンマーモチーフのデイライト/ターンランプをフロントヘッドライトに収め、外観に近未来感と強烈な印象を与えます。リアコンビは850で採用された縦型を継承します。ボディスタイルはボクシーなステーションワゴンで実用性の高さをアピールする一方、外面は磨き込まれた曲面で構成され、ミドルサイズのファミリーカーながら華麗で流麗。美しさすら感じます。 内装はV90譲りの水平貴重のダッシュボードを採用。座席間にはATセレクターや大きめのアームレストを備えます。ダッシュボードで目を引き、かつ日常的に重要な装備が「センサス」インフォテインメント・システムです。縦長に配置された液晶にはナビ、オーディオ、エアコン操作などをタッチパネルで行える現代的な装備です。オーディオはApple Car PlayとGoogle Android Autoに対応します。出典:www.netcarshow.com
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