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ボルボ V40とBMW 1シリーズのモデル内容と安全装備を比較!
日本国内で販売が好調な輸入コンパクトクラス。なかでも、ボルボ のV40シリーズは、ここ数年の成長株の1台で、2018年上半期はトップ10に入る健闘を見せました。一方、BMWの1シリーズは、このクラスのスタンダードとなる1台で、毎年、安定した販売台数を記録しています。
コンパクトクラスのニューカマーV40は、BMW 1シリーズと比較して、どんな魅力を持っているのでしょう。ボルボV40 T2 キネティックとBMW 118i、その内容を比較します。
※2018年11月に国内販売されているモデルを比較します。
■ボディサイズを比較
●ボルボV40 T2 キネティック
全長×全幅×全高:4,370mm×1,800mm×1,440mm
ホイールベース:2,645mm
車両重量:1,480kg
乗車定員:5名
タイヤ:205/55R16
サスペンション:(前)ストラット式/(後)マルチリンク式
車両本体価格:299万円
●BMW 118i
全長×全幅×全高:4,340mm×1,765mm×1,440mm
ホイールベース:2,690mm
車両重量:1,430kg
乗車定員:5名
タイヤ:205/55R16
サスペンション:(前)ストラット式/(後)5リンク式
車両本体価格:317万円
ボルボ V40と、BMW 118iの大きな違いは駆動方式です。コンパクトクラスでは、標準的なFFのV40 に対し、118iはFR。この1点で、BMWを選ぶクルマ好きは少なくありません。全長はV40が長く、流れるようなシルエットが魅力です。
一方、118iは、ロングホイールベースとショートオーバーハングで、独特のアピアランスを保っています。基本的にFRは、リアにドライブトレインがある関係で、荷室が狭くなる傾向にありますが、その欠点をルーフを水平に後ろに伸ばすことでカバーしています。
■エンジンのスペックを比較
●ボルボV40 T2 キネティック
エンジン:水冷直列4気筒DOHC16バルブ (インタークーラー付ターボチャージャー )
総排気量:1,497cc
最高出力:90kW(122ps)/5,000rpm
最大トルク:220Nm(22.4kgm)/1,600-3,500rpm
JC08モード燃費:17.1km/L
トランスミッション:6AT
駆動方式:2WD
●BMW118i スタンダード
エンジン:直列3気筒 DOHC ツインパワー・ターボ
総排気量:1,498cc
最高出力:100kW(136ps)/4,400rpm
最大トルク:220Nm(22.4kgm)/1,250-4,300rpm
JC08モード燃費:18.1km/L
トランスミッション:8AT
駆動方式:2WD(後輪駆動)
V40 のT2 キネティックは、1.5リッター4気筒ターボ、118iは同じ1.5Lながら新開発の直列3気筒ターボを搭載。スペックは118iに分があるものの、こと日本では直列3気筒エンジン=軽自動車というイメージあるため、300万円を超えるプライスに戸惑いを覚えるユーザーがいるかもしれません。
■主な安全装備の比較
●ボルボV40 T2 キネティック
・歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム (ミリ波レーダー、デジタルカメラ、赤外線レーザー方式)
・全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
・歩行者エアバッグ
・DAC(ドライバー・アラート・コントロール)
・LKA(レーン・キーピング・エイド)
・BLISTM(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)
・LCMA(レーン・チェンジ・マージ・エイド)-急接近車両警告機能 ・CTA(クロス・トラフィック・アラート)
・CTA(クロス・トラフィック・アラート)
・RS(I ロード・サイン・インフォメーション)
・AHB(アクティブ・ハイビーム)
・リアビューカメラ
●BMW118i スタンダード
・ダイナミック・ブレーキング・システム
・ダイナミック・スタビリティ・コントロール
・ダイナミック・トラクション・コントロール
・コーナリング・ブレーキ・コントロール
V40と118Iの最大の違いは、V40が多くの安全装備を標準装備しているのに対し、118iのエントリーグレードは、基本的な安全装備のみと、寂しい内容であるというところです。
V40の場合、歩行者エアバッグをはじめ、フルオートブレーキ・システム、車速追従機能付ACC、などの11種類以上の先進安全・運転支援技術を搭載した「インテリセーフ」として標準装備し、安全性を向上させています。
対して、まもなく後継モデルのデビューが噂されている118iは、衝突回避・被害軽減ブレーキ、前車接近警告機能、アクティブ・クルーズ・コントロール (ストップ&ゴー機能付)などは、用意があるもののメーカーオプション。装着を希望する場合は、価格が上乗せされることになります。
ファミリーカーとしての性能を重視するなら、V40 T2 キネティックがおすすめです。