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2018.04.23 Whats VOLVO
ボルボは壮大な世界一周のヨットレースを主催しているのです。
ボルボ・オーシャンズレースをご存知ですか?ボルボグループが主催する世界一周ヨットレースです。ヨットとは優雅な…とは思わないでください。寄港する港の間の距離が世界一とされ、コースも全長69,000km以上。人間の限界に挑戦するレースは過酷そのもの。果たしてボルボ・カーズが主催する理由は何なのでしょうか?
ボルボ・オーシャンズレースとは? ボルボ・オーシャンズレースが現在の名称になったのは2001-2002年シーズンからです。イギリスのビール会社「ウイットブレッド」がアメリカズカップに対抗する狙いで、1973年から開催した「ウイットブレッド世界一周ヨットレース」が前身です。 1998年にウイットブレッド社の事業縮小の一環で、ボルボグループ(以下ABボルボ)がヨットレース事業を継承しました。現在ではABボルボのボルボ・ペンタ社とボルボ・カーズが出資する運営会社により、ボルボ・オーシャンズレースが開催されています。
ボルボ・ペンタ社は環境負荷が少ないボート用エンジンを製造できる世界有数のメーカーとして知られています。日本ではヤマハやホンダ製ボートにもボルボ・ペンタ社で開発したエンジンを採用しています。ボルボ・オーシャンズレースは「海のワンメイクレース」とも呼ばれます。その理由は同じ仕様のヨットに同じ仕様のボルボ・ペンタエンジンを搭載するから。ボルボ・オーシャンズレースではボートの条件は等しく、レースの勝敗の鍵を握るのはチームワークと、時には荒々しく襲いかかる厳しい自然に打ち勝つ勇気です。この点は、ABボルボ、ボルボ・カーズ問わず全ボルボ系企業の企業風土とされています。
ボルボグループがオーシャンズレースを開催する理由 ABボルボ、ボルボ・カーズとも企業という営利集団です。継続的に利益を生み出すことを前提としています。ではオーシャンズレースはボルボにとってどのような利益を生み出しているのでしょうか?大別して2つの利益が考えられます。それが人材育成と、販売拡大です。 前ボルボグループの企業風土としてチームワークと勇気を重んじるのは、ご紹介した通りです。ボルボ・オーシャンズレースの運営会社もまた、ボルボ系企業のため人材は他ボルボ系企業から集まるとのこと。レース運営を通じヨットの参加チームさながらのチームワークと、今までに体験したことのない業務にチャレンジする勇気を培えるのだそうです。
販売拡大についてはさらに細分化され、最低でも3点考えられます。それがボート用エンジンのイメージアップと拡販、ボルボ車の拡販、ボルボ系企業のブランディングです。オーシャンズカップは過酷なコースを乗り越えます。そんな環境でも安定動作するボルボ・ベルタ社のボート用エンジンは世界中のボートメーカーで人気です。またレースの寄港地では、最新のボルボ車をモーターショーさながらに展示するブースが設けられ、観客にお披露目されています。ヨットファンがボルボ車に触れる絶好の機会となります。そしてボルボ車の安全性、ボルボ・ベルタ社エンジンの安定性と耐久性、家族で楽しめるマリンレジャーが渾然一体となって出来上がるボルボブランドのイメージ。オーシャンズレースを開催することにより、ボルボ系企業全体が有形無形問わず、利益を得ていると言えるでしょう。
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